当社では、新聞制作に関わる業務をはじめ、新聞に掲載されるスポーツ記録や市況情報、交通機関の情報などのデータ加工業務について、ExcelのマクロやPythonを活用し、ルーティン作業の効率化・自動化に取り組んできました。
しかし、社内全体でルーティン業務の自動化を進めていく中で、すべての業務をマクロやPythonで個別に開発していくことには限界があると感じるようになりました。
工数削減だけでなく、保守性や属人化の解消といった観点からも、より扱いやすいRPAツールを選択肢のひとつとして検討し始めました。
RPAツールには高額というイメージがありましたが、マクロマンはツール利用料が無料で、すぐに試用できる点が魅力でした。
実際に社内業務を想定してスクリプト開発を行ってみたところ、開発画面が分かりやすく、Excel操作やブラウザ操作の命令も直感的に組み込めると感じました。また、プログラミング経験のない社員でも抵抗感なくスクリプト開発に取り組めたことから、社内での展開がイメージしやすく、マクロマンの導入を決めました。
マクロマンを導入したことで、社内から寄せられる業務改善の要望に対し、システム開発の対応スピードが大きく向上しました。
業務自動化の選択肢としてマクロマンを活用できるようになったことで、これまで以上に柔軟かつ迅速な対応が可能となり、開発スピードは従来と比べて約2倍に向上しています。
また、Pythonスクリプトとマクロマンを組み合わせたRPAを構築したことで、新聞に掲載される交通機関の空席情報に関するデータ収集・加工業務を自動化しました。
その結果、これまで手作業で行っていた作業が不要となり、月平均60時間以上の工数削減を実現しています。
定性的な面でも効果は大きく、マクロマンの導入をきっかけに、社内全体で業務自動化・効率化への意識が高まりました。
特に、IT初心者の社員であっても、マクロマンを使いながら業務フローの分析や改善、デジタル化の適用範囲の見極め、ツール操作への習熟といった経験を積むことができ、デジタル人材としての基礎力を養うことにつながったと感じています。
空席情報収集のPython起動
※RPA化における要件定義、スクリプト作成等はマクロマンのパートナー企業であるデーリー東北新聞社様にて実施
青森県内でも、近年ようやくRPAというツール自体の認知が高まってきたと感じています。
一方で、県内では導入コストの高いRPAツールを提案されるケースも多く、結果として導入できる企業が限られてしまっているのが現状です。
そのような状況の中で、これまでコスト面を理由にRPA導入を見送ってきた企業に対して、マクロマンを積極的に紹介していきたいと考えています。まずは「試してみる」ことができる環境を提供することで、RPA活用の裾野を広げていきたいです。
また当社では、kintone(キントーン)の導入・構築支援も行っています。
今後は、マクロマン単体での自動化にとどまらず、kintoneをはじめとした他のソリューションと組み合わせたDX支援にも力を入れていきたいと考えています。業務の可視化から自動化、その先の業務改善までを一気通貫で支援できる体制を整え、地域企業のDX推進に貢献していきたいです。
上記で紹介した作業以外にも、AI-OCRの操作をマクロマンで代替されています。
AI-OCRの操作