広告代理店の現場では、日々の見積作成や受注処理、データチェックなど、複数のシステムやExcelをまたいだ定型作業が発生していました。これらはルールが決まっているにもかかわらず人手で繰り返し行われるため、工数の増大や人的ミスのリスクが課題となっていました。 そこで、代理店業務の効率化と生産性向上を目指し、RPAツール「マクロマン」を導入。複数広告媒体からのデータ取得やGoogleスプレッドシートへの転記・加工といった定型処理を自動化することで、現場の手作業から解放し、本来注力すべき業務へ時間を振り向ける仕組みをつくりました。 本事例では、RPA導入の背景から自動化の取り組み、得られた効果までをわかりやすくご紹介します。
RPA導入を検討しはじめた背景についてお聞かせください。
約1年前から検討していましたが、費用面がネックで導入できずにいました。
1年ほど前から、定型業務の効率化を目的にRPA導入の検討を始めました。さまざまなRPAツールについて情報収集を行い、他社のセミナーに参加したり、営業のご提案を受けたりしていましたが、費用面のハードルが高く、実際の導入には踏み切れずにいました。
一方で、日々の代理店業務では、見積作成や受注処理、データチェックといった定型作業に多くの時間を取られており、複数のシステムやExcelを行き来する手作業による工数やミスのリスクが課題となっていました。こうした状況から、コストを抑えつつ、現場で実際に使える形で定型業務を自動化したいと考え、RPA導入を本格的に検討するようになりました。
マクロマンを導入するに至った決め手は何になりますか?
RPAとExcelを業務に応じて使い分けられる点です。
RPAツールの導入を検討していたタイミングで、新しい媒体が立ち上がりましたが、媒体側のAPI公開が1か月後になる予定で、その間のレポート作成をどう対応するか悩んでいました。
ちょうどその頃、当社に常駐いただいているEXCEL女子の方から、コクーでRPAを開発していることを聞き、マクロマンの導入を検討するようになりました。導入にあたっては、RPAだけで無理にすべてを解決しようとするのではなく、
「ここはVBAを使った方が良い」「ここはRPAの方が効率的」といったように、私たちの業務全体を俯瞰したうえで最適な手段を提案していただけた点が非常に良かったと感じています。
また、EXCEL女子はITや事務領域に強く、当社の業界知識も理解したうえで支援していただけるため、
「RPA × Excel × 業界知識」という切り口が当社の業務に非常にフィットしていると感じました。
そうした点も含めて、マクロマン導入の大きな決め手になりました。
RPA選定の際、他社の製品と比較してマクロマンが優れていた点は何でしょうか?
運用サポートとコスト面です。
他社のRPA製品も検討しましたが、導入後の運用体制がしっかりしている点が、マクロマンの大きな魅力だと感じました。
RPA女子が常駐していることでコミュニケーションが取りやすく、導入後に分からない点があってもすぐに相談できる環境が整っている点は、とても心強かったです。また、費用面でも、マクロマンはツールのダウンロードや利用が無料で始められるため、導入のハードルが低く、検討しやすい点が魅力でした。
運用面・コスト面の両方で安心して導入できるRPAだと感じています。
マクロマン導入後の効果についてお聞かせください。
複数工程の定型作業を自動化し、1件あたり数十分単位の工数削減を実現しました。
データダウンロード作業 1ファイルあたり約1分削減
媒体からのデータダウンロードには、ファイルサイズにもよりますが30秒〜2分ほどかかっており、開始・完了の確認も人が行っていました。
マクロマン導入後はこれらを自動化でき、人が対応する作業時間はほぼゼロになりました。
Googleスプレッドシートへの転記 1回あたり約40分削減
複数のRawデータを結合し、1つのデータとしてGoogleスプレッドシートへ転記する作業に、1回あたり約40分かかっていました。
マクロマンで自動化したことで、転記作業そのものが不要になりました。
データ加工 1業務あたり約10分削減
媒体からダウンロードしたRawデータを貼り付け・加工する作業に、導入前は約10分かかっていましたが、
導入後はマクロマンが作成したデータの数値確認のみを人が行う形となり、作業時間はほぼなくなりました。
実際に使ってみて、現場の反応はいかがでしたか?
丁寧なサポートと使いやすさで、現場に安心して定着しました。
従来の業務の進め方からRPAに置き換えるにあたり、導入当初は不安もありました。
しかし、マクロマンサポートチームによるレクチャーが非常に丁寧で、導入時の不安はほとんど解消されました。
また、UIが優れており、直感的に操作できる点も評価されています。
実際に使ってみて「使い心地がよく、分かりやすい」という声が現場から上がっており、スムーズに業務へ定着しています。
マクロマンの今後の活用についてお聞かせください。
RPAを人材・業務・価値創出の基盤として広げていきたいです。
今後のマクロマン活用については、大きく3つのステップを考えています。
まず1つ目は、人材育成です。
これまではデータを扱う業務ツールとしてExcelが中心でしたが、今後はBIやRPAもExcelと同じレベルで使いこなし、組み合わせて活用できる人材を増やしていきたいと考えています。
2つ目は、データ集計にかかるコストの削減です。
現在は一部の媒体でマクロマンを活用していますが、今後は他の媒体にも展開し、将来的には広告部門で取り扱う業務全体をRPA化していきたいと考えています。
3つ目は、データ集計コストを下げ、その分のリソースを顧客価値の向上に充てることです。
私たちは広告代理業として、より顧客の価値につながるサービス提供に注力できる体制を整えていきたいと考えています。