【2023年最新】自動化(RPA)ツール比較15選!メリットや活用シーンを一挙紹介

目次

    業務効率化や社内リソースの有効活用には、自動化ツールの導入が有効です。自動化ツール(RPA)によって社内の一部業務をシステム化できれば、従業員の業務負担が軽減され、より重要性の高い業務に注力できます。自動化ツール(RPA)はさまざまな部門で活用できるため、導入を検討しているなら、具体的な用途を知っておくとよりアイディアが広がるでしょう。

    本記事では、自動化ツール(RPA)を活用するメリットや具体的な活用シーン、現場への導入事例などについて解説します。

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    自動化(RPA)ツールとは

    自動化(RPA)ツールとは、定型的な作業をロボットによって自動化するソフトウェアのことです。「RPA(Robotic Process Automation)」と呼ばれることもあります。
    自動化ツールは「手順が決められた繰り返しの作業」の自動化を得意としており、あらかじめ記録した作業を迅速かつ正確に処理してくれます。

    「特定の座標にあるボタンをクリックする」「Excelの決められた行の内容をコピーする」「基幹システムの入力ボックスに情報を入力する」など、操作を組み合わせることで、さまざまな作業を自動化できます。

    近年、業務効率化や労働力不足を解消するための手段として、大企業や中小企業を問わず、多くの現場で導入されています。

     

    併せて読みたい! RPAとは何か?から知りたい方はこちら

    自動化(RPA)ツールを活用するメリット

    自動化ツール(RPA)を活用するメリットとして、業務の自動化・効率化を実現することや、社内のリソースの有効活用などが挙げられます。また、社員満足度の向上をはかれる点や、柔軟性の高い運用が可能になる点も、メリットのひとつでしょう。それぞれ詳しく解説します。

     

    自動化(RPA)ツールを活用するメリット

    業務の自動化と効率化を実現できる

    自動化ツールではあらかじめ決められた作業を一定速度で自動的に行うことで、業務の自動化と効率化を実現できます。
    一般的に、人間の作業速度は作業者の体調や疲労度によって左右されます。しかし、自動化ツールには「疲労」という概念がないため、適切な監視のもとであれば、24時間一定の速度を保ったまま働き続けることが可能です。
    見落としや勘違いによるケアレスミスも起こらないため、作業の確実性が高い点もメリットでしょう。

    社内のリソースを有効活用できる

    手順が決められた定型的な業務であれば、自動化ツールに任せられます。そのため、従来、定型業務に割かなければならなかった人手をほかの業務に割り当てられるようになり、社内のリソースを有効活用できます。

    特に中小企業などの一人ひとりのリソースが貴重な現場では、自動化ツールが高い効果を発揮するでしょう。新商品企画やキャンペーンの実施、顧客対応品質の向上など、より顧客目線の経営が可能になり、顧客満足度向上や売上拡大にも貢献できます。

    社員満足度が向上する

    自動化ツールによる業務効率化は、社員満足度の向上にも役立ちます。

    定型業務のなかには、特定の時間に行う必要があるものも数多くあり、従業員にプレッシャーやストレスを与えがちです。自動化ツールが作業時間や手順を決められた業務を代替することで、従業員の負担を軽減できます。

    実際、週に一度、始業時までに行わなければならないデータの保存作業を、自動化したことによって社員の早出が不要になり、負荷が軽減できた事例もあります。


    ほかにも、データ入力にかかっていた時間の大幅短縮や土日祝に対応しなければならなかった作業が無くなったことにより、ワークライフバランスが向上するなどのメリットが考えられるでしょう。

     

    併せて読みたい! RPAにはメリットだけではありません。デメリットについて以下記事で解説しています。

    RPAにはメリットがたくさん!内製化と外部委託の特徴も解説

    RPAにはメリットがたくさん!内製化と外部委託の特徴も解説

    この記事では、RPAのメリットやデメリットと併せて、メリットを活かすために確認すべきこと、RPAの内製化と外部委託のメリットとデメリットについてまとめています。RPAの開発を社内で行うべきか、外注するべきか迷っている方は是非参考にしてみてください。

     

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    自動化(RPA)ツールおすすめ15選

    数多いRPAツールからおすすめの15製品をご紹介します。
    企業によって異なるニーズを「こんな企業におすすめ」として差別化しているので、併せてご覧ください。

    ※本記事は2023年8月時点の情報に基づいて作成されています。最新の情報は各社のホームページ等でご確認ください。

    マクロマン

    完全無料RPAツール「マクロマン」

     

    【こんな企業におすすめ】

    ・トライアル期間の縛りを気にせず気軽にRPAを導入したい
    ・オフラインでも利用可能なRPAを導入したい
    ・費用の発生は最低限に抑えたい

     

    種類 デスクトップ型
    無料トライアル 永久的に無料(期限無し)

     

    人材サービスを提供するコクー株式会社の「マクロマン」は、国産では珍しい完全無料のRPAです。

    無料で利用できる期間や、ユーザー数の制限はなく、何台のパソコンでも無料で使用できます。ダウンロード後はインターネットに繋がなくとも利用できるため、情報漏洩リスクを回避します。スケジューラー機能や実行ログなどの管理機能もあります。操作方法に関するヘルプデスクつきのプラン「マクロマン 導入支援パック」も提供中。

    そもそも社内にRPAの開発を行える人材がいない場合は一部~すべてアウトソースすることも可能で、代理店を介さずにマクロマンの開発会社であるコクーの社員が直接対応します。

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    WinActor

    WinActorサービスページ画像

     

    【こんな企業におすすめ】
    ・シェアが一番多いのRPAを導入したい(導入実績が一番多いRPAを導入したい)
    ・ノウハウやソリューションが多いRPAを導入したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル 30日間

     

    WinActorは、NTTグループが提供する国産RPAツールです。Windows上で動作するあらゆるアプリケーションに対応しており、RPAツールの国内シェアの高さも安心感があります。操作性が高い点も特徴です。
    パソコン1台からのスモールスタートも、サーバーを通して社内の多くのパソコンと連動することも可能、即日利用し始めることができ、30日間の無料トライアルもあります。

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    Blue Prism

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    【こんな企業におすすめ】
    ・多拠点にまたがる業務を自動化したい
    ・セキュリティ機能の高いRPAを導入したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル 30日間

     

    Blue Prismは、RPAのパイオニアとして世界的に有名なイギリスのBlue Prism社が提供するRPAツールです。海外製品ではあるものの、公式サイトなどは日本語対応がなされています。
    統制機能・カスタマイズ性・セキュリティ・費用対効果に優れており、金融機関などのエンタープライズ規模の企業にも導入されているのが特徴です。

     

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    BizRobo!

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    【こんな企業におすすめ】
    ・大規模な利用を見据えているが、最初はパソコン1台からスモールスタートしたい
    ・利用条件によって料金が変動しないシンプルな価格体系のRPAを導入したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル 1か月間

     

    BizRobo!は、RPAテクノロジーズが提供する国産RPAツールです。オールインワンの価格体系が魅力で、追加料金が発生せず、1ライセンスで無制限にロボットを作成できます。導入規模に応じた豊富な製品ラインナップがあり、パソコン1台のスモールスタートから大人数での開発まで幅広く対応可能です。

     

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    UiPath

    UiPathサービスページ画像

     

     

    【こんな企業におすすめ】
    ・さまざまなアプリケーションの自動化をしたい
    ・効果測定までツール内で一括して行いたい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル

    60日間

     

    ルーマニアで創業したUiPath社が開発した世界的に有名なRPAツールです。日本法人は2017年に設立され、国内売上シェアNo.1を誇ります。開発・実行・管理統制の3つの機能があり、高い性能と顧客満足度が特徴。また、多くのアプリケーションの自動化ができ、精度が高い点も好評です。プラットフォームの分析機能でツールの導入効果も測定できます。

     

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    Robo TANGO

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    【こんな企業におすすめ】
    ・1ライセンスで複数のパソコンで利用したい
    ・繁忙期と閑散期の差が大きいので、繁忙期だけライセンス数を増やしたい
    ・レコーディング機能を利用して簡単にシナリオ作成したい

     

    種類 デスクトップ型
    無料トライアル

    3週間

     

    Robo TANGOは1ライセンスを複数のパソコン、複数の拠点で利用できる国産RPAツールです。1ヵ月単位で契約できるので、繁忙期だけライセンスを増やすなど、状況にあわせて効率的に利用できます。
    画面上のExcelなどの操作を録画し、その録画画面からロボットの動作シナリオを自動作成できる機能が便利です。

     

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    Automation Anywhere

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    【こんな企業におすすめ】
    ・最終的に大規模な業務の自動化を進めたい
    ・セキュリティ機能の高いRPAを導入したい
    ・レコーディング機能を利用して簡単にシナリオ作成したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル

    30日間

     

    Automation Anywhereは、世界90ヶ国以上で業務自動化に活用されている、実績豊富な海外産のRPAツールです。RPA業界では初のBot Securityというフレームワークを採用しており、安全性の高い開発手法に則して開発ができるツールです。
    また、実際の画面操作の記録からシナリオを自動生成してくれるので、その後はほぼマウス操作だけで簡単にロボットを作成可能。ロボットの稼働中は、その効率と効果がリアルタイムで可視化されます。

     

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    BizteX cobit

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    【こんな企業におすすめ】
    ・導入後にチャットでサポートを受けられるRPAを導入したい
    ・レコーディング機能を利用して簡単にシナリオ作成したい

     

    種類 クラウド型
    無料トライアル

    1週間

     

    BizteX cobitはインストール不要で即日導入も可能な国産RPAツールです。導入後は無料のチャットサポートでロボット作成を支援してくれます。
    実際の作業を数回行って見せることでツールが作業を記憶し、ノーコードで自動化ロボットを作成することが可能。特にWebサイトから必要な情報を自動で転記したり、さらにその情報をスプレッドシートへ連携するなど、ブラウザベースの作業が得意です。

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    Robo-Pat

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    【こんな企業におすすめ】
    ・様々なアプリケーションやブラウザの自動化をしたい
    ・オフラインでも利用可能なRPAを導入したい
    ・1か月単位でライセンス契約ができるRPAを導入したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル

    1ヶ月間

     

    Robo-Patは、国産のRPAツールのなかでも認知度が高いツールです。導入後はネット環境がなくても使用できます。1ライセンスで複数のパソコンでの利用ができるほか、1か月単位の契約も可能なので導入しやすいでしょう。
    なんといっても、全てのアプリケーションやブラウザの自動化が可能なのが特徴です。RPAの現場でよく発生する「特定のアプリだと自動化できなかった」が発生しないというのは魅力的でしょう。

     

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    Asteria Warp Core

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    【こんな企業におすすめ】
    ・レコーディング機能を利用して簡単にシナリオ作成したい
    ・初期費用をかけずに、手頃な価格でRPAを導入したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル

    30日間

     

    Asteria Warp Coreは、初期費用ゼロで月3万円~で始められる、手頃な価格帯の国産RPAツールです。クラウド型とサーバー型から選んで導入できます。
    実際の操作を録画してシナリオ作成するレコーディング機能で開発ハードルを下げます。オプションでアダプターを入手すれば、SalesforceやTwitterなどさらに多くのサービスと連携できます。

     

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    アシロボ

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    【こんな企業におすすめ】
    ・オフラインでも利用可能なRPAを導入したい
    ・セキュリティ機能の高いRPAを導入したい

     

    種類 デスクトップ型
    無料トライアル

    1ヶ月間

     

    アシロボは、低価格で業務自動化を実現したい中小企業向けの国産RPAツールです。簡単な操作で業務自動化を実現でき、非エンジニアでも8時間ほどの学習で操作をマスターできます。

    無料のアフターフォローを回数制限なしに利用できるなど、サポート体制も充実。官公庁などでも導入されており、オフラインでも利用可能なので、セキュリティ面も安心感があります。

     

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    EzAvater

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    【こんな企業におすすめ】
    ・レコーディング機能を利用して簡単にシナリオ作成したい
    ・動作が安定しているRPAを導入したい

     

    種類 要お問合せ
    無料トライアル

    14日間

     

    EzAvaterは、非IT部門の社員でも簡単に自動化シナリオを作成できる国産RPAツールです。パソコン画面上の動きをそのままRPAに覚えさせることができます。
    システムの速度に同調してロボットが動くので、トラブルが少なく安定して動作するのが魅力です。エラーが発生したときは通知されるので、常に画面を監視する必要がありません。

     

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    AUTORO

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    【こんな企業におすすめ】
    ・Google Chromeと相性が良いRPAを導入したい
    ・レコーディング機能を利用して簡単にシナリオ作成したい
    ・反社チェックをしたい

     

    種類 クラウド型
    無料トライアル

    2週間

     

    AUTOROは、サーバーやインストールが不要のクラウド型の国産RPAツールです。ブラウザでロボットを起動して、登録、集計、保存などの日々の単純作業を自動化できます。
    人が行う実際の操作画面を記録することで、シナリオの作成が可能です。さまざまサービス、ソフトウェアと連携でき、複数のユーザーが同時アクセスできます。

     

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    Coopel

    Coopelサービスページ画像

     

    【こんな企業におすすめ】
    ・Excelとの連携がスムーズなRPAを導入したい
    ・手頃な価格でRPAを導入したい

     

    種類 クラウド型
    無料トライアル

    30日間

     

    Coopelは、DeNAが運営するクラウド型の国産RPAツールです。導入・利用開始が簡単でスピーディ。「初心者でも自分でロボットを作成できる」を目指して開発された製品なのでマウス操作だけで作成できます。
    Excelとの連携がしっかりサポートされているのがCoopelの特徴です。月額5,400円から利用できる手頃な価格帯も魅力です。1アカウントからの契約が可能で、Webブラウザ、クラウドサービスの自動化も実現します。

     

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    JobAuto

    JobAutoサービスページ画像

     

    【こんな企業におすすめ】
    ・初期費用をかけずに、手頃な価格でRPAを導入したい
    ・クラウドなど仮想環境でも利用可能なRPAツールを導入したい

     

    種類 デスクトップ型
    無料トライアル

    30日間

     

    JobAutoは、クラウドなど仮想環境でも利用可能なRPAツールです。初期費用が無料、月額8万円と比較的手頃な価格帯の国産RPAツールです。スケジュールや実行ログといった管理機能も標準装備されています。
    幅広い業務の自動化が可能で、Chromeなどのブラウザ、Excelなどのオフィスソフト、スプレッドシートなど、さまざまなツールの自動化を実現します。

     

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    自動化(RPA)ツールの活用シーン

    自動化ツールは、社内のさまざまな部門で活用可能です。営業や受発注・在庫管理、経理・人事のほか、生産や顧客サポートなど、幅広い分野で自動化ツールが導入されています。ここでは、各部門における具体的な活用シーンを解説します。

    自動化(RPA)ツールの活用シーン5部門

    営業部門

    営業部門では、営業レポートや見積り作成、メール送受信の一部自動化などに自動化ツールを活用できます。

    営業担当者にとって、日々の営業レポートの作成は負担になりがちです。自動化ツールを活用することで、特定の条件を指定するだけで自動的にレポートを出力できるため、データを参照して手動で作成する手間を削減できます。

    また、見積もり金額などいくつかの必要な項目を入力するだけで自動的に見積書を作成したり、特定のワードが入っているメールに対して自動返信したりするといった使い方も可能です。

    受発注・在庫管理部門

    受発注・在庫管理部門では、メールで受信した帳票の内容を自動的に読み取り、基幹システムに転記することで商品マスタを登録したり、在庫の追加・引き落としを行ったりすることが可能です。

    また、複数の発注元から自動的に発注情報をダウンロードし、基幹システムに登録することで、受注情報の一元管理も実現できます。自動化ツールを活用すれば、時間や手間を削減できるだけでなく、ヒューマンエラーも防げるでしょう。

    経理・人事部門

    経理・人事部門では、伝票のデータ入力や帳票作成のほか、交通費や出張費の金額が正しいかどうかをチェックする役割に自動化ツールを活用できます。

    交通費や出張費を人の手で確認する場合、就業規則に沿って正しい交通ルートで申請されているかどうかを担当者が一件ずつチェックしなければなりません。しかし、自動化ツールを活用すれば、申請内容が正しいかどうかを、あらかじめ登録されたルールに照らし合わせて自動判定できます。

    生産部門

    生産部門では、測定結果の自動転記や生産計画の作成などに自動化ツールが使われています。

    測定結果の自動転記では、紙に記録された製品の精度測定結果をAI-OCRで読み取ってテキスト化し、そのデータを自動化ツールでシステム上に転記するプロセスを実現できます。

    また、社内に蓄積された過去の売上データなどから最適な生産計画を作成する自動化ツールもあります。

    顧客サポート部門

    顧客サポート部門では、コールセンターにおける応対履歴の自動転記や、顧客情報の登録・収集などで自動化ツールが活躍しています。

    従来は録音された顧客との応対内容や、やり取りしたメールの内容を、オペレーターがすべて手動で社内システムに入力するのが一般的でした。しかし、自動化ツールの登場によって、社内システムに入力する作業の部分を人の代わりに自動でできるようになり、業務効率が大幅に向上しています。

    また、自社の問い合わせフォームに連絡があった顧客の情報をCRMへ自動的に登録することも可能です。

     

    併せて読みたい! 業種別のRPA活用シーンはこちら!

    RPAを業務に導入しよう!業種別の活用シーンをまとめて紹介

    RPAを業務に導入しよう!業種別の活用シーンをまとめて紹介

    この記事では、RPAに向いている業務と向いていない業務、そして業種別の活用シーンをかんたんに紹介しています。業務委託で導入するという選択肢もご紹介するので、ぜひRPA導入を検討する際の参考にしてください。

    自動化(RPA)ツールの具体的な活用事例

    自動化ツールを導入する際は、具体的な活用例を参考にすると、自社に適した導入方法が見えやすくなります。ここでは、自動化ツールを活用して業務効率化を実現した企業や自治体の事例をご紹介します。

    ライオンハイジーン株式会社

    業務用製品を製造・販売するライオンハイジーン株式会社では、毎月末の「売上確定票」作成作業に時間がかかるという課題を抱えていました。

    売上確定票は翌日の会議で必要な資料で、迅速かつ正確な作成が重要です。そのため、データを所定の様式に転記した後、一つひとつのデータに間違いがないかチェックする時間が必要で、これまでは毎月の売上が確定してから資料が完成するまでに2〜3時間かかっていました。

    そこで、売上確定票の作成を自動化ツールの「マクロマン」に代替させることにより、作業工程を自動化。データチェックのプロセスを不要にし、資料作成にかかる時間の大幅短縮に成功しています。導入前は2〜3時間かかっていた資料の作成時間は、わずか5分程度にまで短縮しました。

    また、マクロマンの導入によって誰でも平準化された作業が可能になり、属人性の解消とヒューマンエラーの削減にもつながっています。

     

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    ライオンハイジーン株式会社の導入事例を詳しく見る

    ルーチン作業の自動化をRPA「マクロマン」で実現。2~3時間かかる業務がわずか5分になったというお話を聞いてまいりました。

     

    株式会社ジーニー

    さまざまな観点から企業のマーケティング支援を行う株式会社ジーニーでは、資料請求サイトに記載されたお客様情報を、自社のCRM/SFAツールに転記する作業を手動で行っていました。

     

    この転記作業を効率化し、より重要性の高い業務への社員工数の割り振りや、入力におけるヒューマンエラー削減を目的として、自動化ツール「マクロマン」を導入しています。

    これまでは、お客様情報を自社のCRM/SFAツールに転記するために、1件につきおよそ7分の時間がかかっていました。しかし、マクロマン導入後はすべての転記作業をまとめて2分で完了できるようになり、大幅な工数削減に成功しています。

    また、マクロマンによる自動化で従業員が入力作業の負担から解放され、ヒューマンエラーの可能性を失くすことにもつながり、インサイドセールスに集中できる環境を確保できました。

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    株式会社ジーニーの導入事例を詳しく見る

    本来業務へ集中できる! マクロマン導入によって営業活動の効率化を実現

    鹿児島県奄美市

    鹿児島県奄美市では、ふるさと納税にかかわる事務作業の効率化を目的として、自動化ツールを導入しています。同市では、3つのふるさと納税サイトを対象として、自動化ツールで下記の作業を自動化しました。

    ・寄附データのダウンロード
    ・寄附お礼メールの送信
    ・ふるさと納税管理システムへのアップロード
    ・返礼品の出荷依頼
    ・お礼状・受領書等の帳票出力(PDF保存)

    これらの作業の自動化により、導入前と比較して、ふるさと納税にかかわる事務作業を年間140時間削減できました。自動化ツールが上記の処理を行っている間、職員はほかの業務に取り組むなど、限られた時間を有効活用できる体制ができあがっています。

     

    出典:総務省「自治体におけるRPA導入のすすめ」

    ※鹿児島県奄美市に関しては弊社のRPA導入事例ではありません。

    自動化(RPA)ツールを選ぶ際のチェックポイント

    RPAツールは、自社のニーズにマッチした製品を選ぶことが大切。以下のポイントをチェックしてみましょう。

     

    ツールの種類
    コスト
    企業規模
    開発担当者のスキル
    自動化したい業務内容
    サポート体制の有無

    ツールの種類

    RPAツールには3つの種類があります。

     

    サーバー型 RPAツールを自社サーバー内で動作させるタイプ。
    セキュリティに優れていて、大量のデータや複数のロボットを一括管理できるため、大規模開発向け。
    デスクトップ型 パソコンにRPAツールをインストールして使用するタイプ。
    自動化する業務によってはネットに接続しなくとも利用できる。スモールスタートや小規模開発に向いている。
    クラウド型 インターネットに接続することでRPAツールを使用するタイプ。
    自社サーバーやインストールの必要がなく、アカウントがあればいつでもどこからでもアクセス可能。インターネット上での自動化のみに対応。

    それぞれのタイプにメリットとデメリットがあるので、自社の利用規模や利用環境にもっとも適したタイプを選択することが重要です。

    サーバー型は、大量のデータ処理に対応できるため、大規模な自動化の開発に向いており、複数のロボットの一括管理も可能です。比較的、セキュリティ対策にも優れていますが、運用にはITツールへの知見が必要でしょう。

    デスクトップ型は、インストールしたパソコン内の作業を自動化できるツールで、個人または小規模の開発に向いています。サーバーやネット環境なしで手軽に利用できるのがメリットです。

    クラウド型も、デスクトップ型と同様にサーバーが不要なので導入できるうえ、インストールの必要もないため導入が容易です。また、RPAを稼動させている間にパソコン上でほかの作業をする事ができる点もメリットです。ただし、自動化対象の作業はインターネット上のものに限定されます。

    コスト

    RPAツールの料金体系はさまざまで、本格的なサービス導入にはそれなりのコストが必要なサービスは珍しくありません。前述のとおりトライアルを設定しているRPAツールも多くあります。また、トライアル期間だけでなく完全無料のRPAツールも登場しており、RPA導入企業の広がりを後押ししています。

    また、費用の支払い方法もさまざまで、具体的には以下のような支払いタイプが存在します。

     

    ・年間契約タイプ
    ・月々のサブスクタイプ
    ・実行した分だけ課金するタイプ
    ・実行する月だけ支払うタイプ
    ・完全無料タイプ

    多様な利用シーンにマッチするように、同じサービスでも複数の支払い方法を提供している場合もあります。ランニングコストまで考えて、負担の少ないサービスを比較検討してみましょう。

     

    また、RPAツール自体を自社で扱えない場合は別途費用が発生する場合があります。もしくは、この場合RPAベンダーでは対応していないケースもあるため、その場合は導入支援会社に依頼となります。

     

    併せて読みたい! 導入支援会社ならRPAツールベンダーが対応していないサポート内容もカバー

    企業規模

    わかりやすい比較ポイントが企業規模です。手軽に導入でき簡単に管理可能なデスクトップ型は、多くの中小企業に向いています。一方、大企業であれば大量のデータ処理に優れてセキュリティ面にも強い、サーバー型のツールが適しているでしょう。

    また、クラウド型はサーバーなどの用意が必要なく多機能なサービスを搭載したツールが多くあるため、企業規模を問わず多くの企業で導入されています。特に規模の大きな企業は、管理機能の有無や使いやすさにも目を向けて、RPAツールを選んでみましょう。

    開発担当者のスキル

    RPAツールを実際に使用する担当者にとって最適なサービスかどうかは、重要な比較ポイントです。どういった属性の社員が開発を担当するかによって、選ぶべきRPAツールは異なります。RPAツールを使用する現場の視線を忘れずに、サービスの比較を行いましょう。

    たとえば、エンジニアやプログラミングスキルのある方であれば、RPAに必要な初歩のプログラミング知識を有するため、RPAツールを習得しやすいです。

    一方、これらのスキルがない担当者が運用するのであれば、RPAツールの種類には配慮しなければなりません。直感的に操作しやすく、マニュアルが日本語対応している国産のRPAツールから選んだ方が安全です。

     

    RPAのシナリオ作成(RPA開発)は「RPA女子」にお任せ!

     

    自動化したい業務内容

    サーバー型やデスクトップ型のRPAツールはオンプレミス型とも呼ばれ、自社システムとの連携を可能とするカスタマイズや、セキュリティポリシーを満たす環境構築を行いやすいのが特徴です。

    一方、クラウド型はオンプレミス型と比較すると開発のカスタマイズ性が限定的なので、事前にサービス導入で行えることを明確にする必要があります。そのほか、特定の業界に特化したRPAツールも登場しています。

    サポート体制の有無

    RPAツールは導入がゴールではなく、業務で活用することで業務効率化を実現させなくてはなりません。その際、RPAツールを使用するうえでの困りごとや悩みをいつでも相談できるサポート体制は非常に重要です。たとえば、大手のRPAツールでは代理店がサポートを担当していたり、メーカーのプロパー社員がサポートを実施していたりするサービスもあります。

     

    以下のようなサポート体制が代表的です。

    ・電話サポート
    ・チャットサポート
    ・メールサポート
    ・セミナー
    ・開発代行
    ・運用・保守代行

    特に海外製品の場合、サポートも含めすべて英語で表記されているケースもあるため注意が必要です。英語に不安を感じる場合は、国内産のRPAツールを利用しましょう。なお、サポートには別途で費用が発生するケースもあるため、サービス導入の際は必ず確認してください。

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    無料の自動化ツール「マクロマン」×サポート「RPA女子」で低価格で自動化しませんか?

    定型業務をロボットで自動化できる自動化ツール(RPA)は、業務効率化や社内リソースの有効活用だけでなく、社員満足度の向上や柔軟性の高い運用の実現にもつながります。アイディア次第でさまざまな部門に導入できるため、自社の業務をリストアップし、自動化ツールを適用できる箇所を探してみましょう。

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    この記事の監修者

    RPA事業部 エバンジェリスト

    コクー株式会社

    RPA事業部 エバンジェリスト

    吉田 将太

    RPA事業部の立ち上げとして、営業・RPA開発・研修講師を経て、2023年1月にエバンジェリスト着任。
    RPAやRPA以外の技術を使って業務効率化を目的にした様々な開発に携わる。この経験から300名以上の研修講師を務める。