このページで習得できること
条件によって処理を変更する「分岐」について学習します。
今回は「80点」の基準点を、異なる条件式によって それぞれ合否のメッセージを表示させるスクリプトを作成しましょう。
下の条件式を覚えておきましょう。
条件式 | 意味 | 条件式 | 意味 |
is equal to | Value1=Value2 | is less than | Value1<Value2 |
is greater than | Value1>Value2 | is less than or equal to | Value1<=Value2 |
is greater than or equal to | Value1>=Value2 | is not equal to | Value1<>Value2 Value1≠Value2 |
操作手順
1.変数を追加する
オプション>変数>追加から変数を追加します。
今回は「変数名:得点/初期値:80」としました。
合格の場合は手順2.へ、不合格の場合は手順4.へ進んでください。

2.条件分岐の設定をする(合格の場合)
条件分岐コマンド>IFの開始コマンドを追加します。【*IFの開始】コマンドを追加すると、IFの終了を意味する「End If(IFの終了)コマンド」が自動的に追加されます。
<80点以上は合格とする場合>
コマンドタイプ:値
追加パラメーター:
Value1▶追加した変数「得点」
Operand▶is greater than or equal to(>=)
Value2▶80

3.メッセージを表示する
その他のコマンド>メッセージの表示コマンドを追加します。
今回は基準の80点よりも高いもしくは同じ得点の場合となるので、合格と表示します。
メッセージ内に得点も表示したい場合は、必ず変数を挿入しましょう。
※変数を挿入する場合は【*変数を挿入】から挿入します。

メッセージの表示コマンドはIfとEnd Ifの間に配置します。

こちらでスクリプトを表示すると、このようなメッセージが表示されます。

4.条件分岐の設定をする(不合格の場合)
次に、不合格の場合の設定をしていきましょう。
2. で作成したIFの開始コマンドの中身を以下の通りに変更します。
<80点以下は不合格とする場合>
コマンドタイプ:値
追加パラメーター:
Value1▶︎追加した変数{得点}
Operand▶︎is less than(<)
Value2▶︎80

5.メッセージを表示する
3.で作成したメッセージの表示コマンドの中身を変更しましょう。
今回は基準の80点よりも低いときは不合格とするため、不合格の表示をします。

こちらでスクリプトを表示すると、このようなメッセージが表示されます。

条件分岐|条件によって処理を変更する
等号不等号を用いた数式でデータを整理したり、更新したりする方法をご説明します。