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Webからの転記方法|変数の利用

このページで習得できること

このページでは、変数を活用してWebブラウザの値をExcelへ転記する操作を学びます。

 

  • WEBページからテキスト情報の取得
  • Excelの指定セルへのテキスト貼り付け
  • 変数の利用

 

学習時間 15~20分


今回は以下のスクリプトを作成しましょう。

  1. Chromeを起動する。
  2. マクロマンの公式サイトにアクセスする(https://www.macroman.jp/)。
  3. ページ内の『マクロマンは、ツール利用料がすべて無料のRPAツールです。』という値を取得する。
  4. Excelで任意のbookを開く。
  5. A1セルに値を貼り付ける。
  6. Excelを閉じる。

スクリプトを作成する前に知っておきたいこと

今回から変数の機能を使います。
変数を使うことでマクロマンの機能を幅広く活用いただくことができます。

1.変数とは


変数とはその名の通り「変化する数」で数学でいうXやYのことです。
対義語は定数「定まった数」となります。
また変数は名前のついた箱と考えるとイメージがしやすく
箱に名前をつけておけば、どんな数字や文字を入れても箱の名前だけで取り扱うことができます。

2.変数の設定方法


デフォルト以外の変数はスクリプトを作る際に事前に変数設定画面より作成をしておきます。
オプション>変数>追加の順に操作します。

変数の設定方法1


詳しくは下記ページでも解説しております。

 

変数とは


操作手順

1.Excelファイルを準備する

空のExcelファイルを作成し、任意のファイル名を付けてデスクトップに保存しましょう。

ここではファイル名をBook1とします。

2.変数を追加する

オプション>変数>*追加(変数の追加)で変数を追加します。

WebからExcelに転記する際に必要なため先に設定しましょう

(今回は「マクロマン」という変数を追加しました)。

 

※*変数のデフォルト値を定義:未設定(今回は設定しなくても正常に動きます。)

変数を追加する1

変数を追加する2

ユーザー変数に「マクロマン」という変数が追加されました。

 

変数を追加する3

変数を追加しても、スクリプトに変化はありません。

 

3.ブラウザを起動する

Webブラウザコマンド>インスタンス>ブラウザを起動コマンドを追加します。

ブラウザを起動する1

ブラウザを起動する2

 

「Edge」「Chrome」「Firefox」のいずれかを選択します。

インスタンス名:「RPABrowser」とする
ブラウザエンジンタイプ:お使いのブラウザを選択
※本ページではChromeで作成した例でご紹介します。

 

 

💡GoogleChromeの場合
GoogleChromeをご利用の場合は、事前に”Chrome Driver”のダウンロード(無料)が必要です。
また、お使いのChromeのブラウザのバージョンとChrome Driverのバージョンが一致している必要があります。
よくある質問の「WEB」 Q2の手順に沿って御対応いただけますよう、お願いいたします。

ブラウザを起動する3

 

4.URLにアクセスする

Webブラウザコマンド>ナビゲート>URLにアクセスコマンドを追加します。

URLにアクセスする1

 

【*URLを入力】:開きたいページのURLを入力します。

ここではマクロマンの公式サイト(https://www.macroman.jp/)のURLを設定します。

URLにアクセスする2

URLにアクセスする3

 

5.Webサイトからコピーしたいワードを探してコピーする

Webサイトを開いたらHTMLコード(開発者ツール(F12))でコピーしたい要素を探し、
Select an element in the page to inspect it[Ctrl+Shift+C]

を使って要素をコピーします

(「…」をクリックして、Copy>Copy XPath でその要素のコードをコピーすることができます)。

 

Webブラウザコマンドでもご紹介しておりますのでぜひご確認ください。

img_paste_5-1
 

6.各種機能で追加した変数を入れる

Webコマンド>アクション>各種機能コマンドを追加します。

各種機能で追加した変数を入れる

 

要素の検索パラメータ:4.でコピーしたXPathを貼り付けます。
要素のアクション:「テキストをゲット」
Parameter Value:1.で追加した変数を入れます(【*変数を挿入】から選択しましょう)。

各種機能で追加した変数を入れる2

各種機能で追加した変数を入れる3

 

7.Excelを開始する

Excelコマンド>インスタンス>Excelの開始コマンドを追加します。

Excelを開始する1

 

インスタンス名:「RPAExcel」とします。

※今回はWebブラウザコマンドのインスタンス名とは異なったインスタンス名にしました。Excelを開始する2

 

Excelを開始する3

 

8.ブックを開く

Excelコマンド>ファイル・ブック>ブックを開くコマンドを追加します。

ブックを開く1

 

ワークブックファイルのパスを指定してください: 【*ファイルを選択】より開きたいブックを指定します。ブックを開く2

ブックを開く3

 

9.セルに値をセットする

Excelコマンド>セル>セルに値をセットコマンドを追加します。

セルに値をセットする1

 

設定するテキストを入力してください:設定した変数を選びます。
セルの場所を指定してください:入力したい場所を決めて入力します。

セルに値をセットする2

セルに値をセットする3

 

10.閉じる

Excelコマンド>インスタンス>閉じるコマンドを追加します。

閉じる1

 

ブックを「保存して閉じる」か、「保存せずに閉じる」を選択します。

保存コマンドもありますが、保存と閉じる操作を一括でできるのでおすすめです。

閉じる2

閉じる3

 

11.スクリプトを実行する

実際に入力したスクリプトを確認してみましょう
下記画像のように7つ入力したコマンドが設定されているかと思います。
確認したら、スクリプトを実行してみましょう。

スクリプトを実行する1

 

img_paste_11-2

 

最終的に指定したExcelに『マクロマンは、ツール利用料が無料のRPAツールです。』という文字が入っていれば成功です。