このページで習得できること
条件によって処理を変更する「分岐」について学習します。
- 変数の利用
- 条件分岐の設定(>=,<)
- メッセージの表示
今回は「80点」の基準点を、異なる条件式によって それぞれ合否のメッセージを表示させるスクリプトを作成しましょう。
下の条件式を覚えておきましょう。
条件式 | 意味 | 条件式 | 意味 |
is equal to | Value1=Value2 | is less than | Value1<Value2 |
is greater than | Value1>Value2 | is less than or equal to | Value1<=Value2 |
is greater than or equal to | Value1>=Value2 | is not equal to |
Value1<>Value2 Value1≠Value2 |
学習時間 15~20分
操作手順
1.変数を追加する
[変数] を選択して、変数一覧画面を表示させます。
変数名に「得点」、初期値に「80」を入力します。
2.条件分岐の設定をする(合格の場合)
<80点以上は合格とする場合>
コマンドタイプ:値
追加パラメーター:
Value1▶追加した変数「得点」
Operand▶is greater than or equal to(>=)
Value2▶80
[条件分岐] > [条件分岐を開始(if)] を選択します。
【IFコマンドのタイプ】 の項目は、プルダウン(下向き矢印)の選択肢の中から「値」を選択します。
次に、[追加パラメーター]の内容を指定していきます。
【追加パラメーター】 の項目では、まずマウスカーソルを現在選択中の「Value1」のセルから隣の「Parameter Value」の空のセルにマウスカーソルを合わせてから、「変数選択」をクリックします。
「変数選択」から「得点」を選択します。
【Operand】の項目は、「is greater than or equal to」を選択します。
【Value2】の項目は、「80」を入力します。
コマンドを追加すると、「条件不一致時の処理開始(Else)」 と 「条件分岐を終了(End if)」 コマンド」が自動的に追加されます。
3.メッセージを表示する
[フローコントロール] > [メッセージを表示] を選択します。
今回は基準の80点よりも高いもしくは同じ得点の場合となるので、合格と表示します。
メッセージ内に得点も表示したい場合は、必ず変数を挿入しましょう。
【表示するメッセージ】の項目は、「変数選択」から「得点」を選択します。
「{得点}」と入力されます。
以下のように、テキストを編集します。
メッセージの表示コマンドは「条件分岐を開始(If)」 と 「条件不一致時の処理開始(Else)」 の間に配置します。
この状態でスクリプトを実行してみると、このようなメッセージが表示されます。
OKボタンをクリックすると、スクリプトが正常終了します。
4.不合格の場合のメッセージを表示する
次に、不合格の場合の設定をしていきましょう。
[フローコントロール] > [メッセージを表示] を選択します。
不合格の場合に表示するメッセージを入力し、保存します。
現在の「得点」の変数の初期値を現在の「80」から「79」に変更します。
この状態で、スクリプトを実行して、「不合格です。」というメッセージが表示されたら成功です。です。