このページで習得できること
このページでは、キーボード操作を学習しましょう。
入力コマンド>キーの入力コマンドを追加します。このコマンドは、指定したウィンドウ内のアクティブになっている箇所に対して、キーボードを操作するコマンドです。
以下の場合使用します。
・文字を直接入力する
・ショートカットキー操作をする
以下のスクリプトを作成します。 ex)メモ帳に文字を入力する。 ①メモ帳を開く。 ②メモ帳にテキストを入力する。 ③入力したテキストをコピーする。 ④Excelを起動する。 ⑤Excelファイルを開く。 ⑥コピーした文字を貼り付ける。 |
操作手順
1.Excelファイルを準備する
・空のExcelファイルを作成し、ファイル名をつけてデスクトップに保存しておきましょう(ここでは「Book1」としました)。
・メモ帳を起動させましょう。

2.メモ帳を開く
プログラム/プロセスコマンド>プロセスの開始コマンドを追加します。
プログラムの名前:「notepad」とします。

3.キーの入力コマンドを設定する
入力コマンド>キーの入力コマンドを追加します。
ウィンドウ名:「無題−メモ帳」を選択します。
※メモ帳が開かれていないと選択できません。
入力するテキスト:「あいうえお」とします。

4.ショートカットキー操作でコピーする
入力コマンド>キーの入力コマンドを追加します。
ウィンドウ名:「無題 - メモ帳」
入力するテキスト:「^a^c」
(全選択:Ctrl+A/コピー:Ctrl+C)

ショートカットキー操作をさせたい場合は、テキスト入力BOXに特殊キーを入力します。特殊キーは以下の表をご参照ください。
特殊キー | コード{半角} | 特殊キー | コード{半角} |
Backspace |
{BACKSPACE} {BS}{BKSP} |
Break | {BREAK} |
Caps Lock | {CAPSLOCK} | Delete | {DELETE}{DEL} |
↓矢印キー | {DOWN} | ↑矢印キー | {UP} |
←矢印キー | {LEFT} | →矢印キー | {RIGHT} |
End | {END} | Enter | {ENTER} |
Esc | {ESC} | Help | {HELP} |
Home | {HOME} | Insert | {INSERT}{INS} |
Num Lock | {NUMLOCK} | Page Down | {PGDN} |
Page Up | {PGUP} | Print Screen | {PRTSC} |
Scroll Lock | {SCROLLLOCK} | Tab | {TAB} |
F1~F12 | {F1}~{F12} | + | {+} |
ー() | ー{半角マイナス} | Space | (半角スペース) |
Alt | % | Ctrl | ^ |
Shift | + | Windowsキー | {WIN_KEY} |
・複数回入力するときは、半角スペースと回数分の数字を付け加えます。
例) Tabキーを5回押す→{TAB 5}
・ショートカットキーを入力する際は、アルファベットを小文字入力します。
例) Ctrl+C(コピー)→^c / Ctrl+V(貼り付け)→^v
・Shiftキーを押したままEキー、Cキーを順に押すとき。
→ +(EC)
・Shiftキーを押したままEキーを押したあと、Shiftキーを離してCキーを押すとき。
→ +ECと指定します。
5.Excelを開始する
Excelコマンド>Excelの開始コマンドを追加し、インスタンス名を記入します。
※インスタンス名(タイトル)は使用するアプリケーションごとに統一してスクリプトを作成しておくと、スムーズに実行できたり、エラーが発生しにくくなったりします。

6.ブックを開く
Excelコマンド>ブックを開くコマンドを追加します。
【*ファイルを選択】から開きたいブックを選択しましょう。

7.ショートカットキー操作で貼り付けする
入力コマンド>キーの入力コマンドを追加します。
ウィンドウ名:「Book1 - Excel」
入力するテキスト:「^v」
(貼り付け→Ctrl+V)

キーの入力コマンド
キーボードで文字入力する際の動きを表現できる、キーの入力コマンドについてご説明します。